ル・テアトル銀座 ウサニ 観て来ました

 東京まで行ったついでに、ル・テアトル銀座にて、”ウサニ”観劇。
 TVドラマの脚本で名高い”野島伸司”さんの脚本で、舞台は初だったそうですね。出演者も、いかにも”トレンディ”(やこぶん的には既に死語)な顔ぶれで、主演は溝端淳平さん、ヒロインはWキャストで平野綾さんと真野恵里菜さん。私が観たのは、平野さんでした。そのほかに、山本耕史さん、高岡早紀さん、温水洋一さん、平田敦子さんと言った顔ぶれです。あえて最後に平田さんを加えましたが、それ以外は、よくTVで観る人ばっかりですね。その割りにお客さんの入りはイマイチだったみたいですが。
 まず、一言で言って置く。
 すまん!つまらなかった!!
 冒頭の歌”君がいた”は、おっ結構良いな、て思ったんですが、その後イマイチ話の流れに乗れず・・・。舞台を観るようになって初めて、開演後15分でため息ついちゃったよ。席が後ろの方だったからかな・・・。最近、割と前の方で観る事が多かったし・・・。視力は悪くないので(左右それぞれ1.5)後ろの方でも、演者の表情や細かい仕草も見えてるつもりなんだけど、やっぱり舞台に近い方が、物語に入っていきやすいのかもしれませんね。
 その後も、途中、舞台に(と言うか、主にキングスネーク様に)惹きつけられるようになる瞬間もあったのですが、長いモノローグで感覚は客席に居る自分に逆戻りだ。言ってる事はわかる。内容もわかるし、溝端さんのセリフは長いのに丁寧にはっきりと発声されていて、非常に聞きとり易かった。(そういえば、溝端さんは以前に「ハチワンダイバー」というドラマでも、大量のモノローグ(というか心の声)をしゃべってましたね。こういうのが得意なのかも知れない。)でも、なんか”入って”いけないんですよ。
 いろいろな舞台を観てると、時々、メインキャストの中に、イマイチ喋れてない人がいたり、やる気の感じられない人がいたりした場合、他がどんなに良くても、そこで感情の流れを寸断されてしまい、感情移入出来ない事はある。が、今回に関してはそれは無い。無いと言い切れる。それぐらい、役者に対しては良かったというイメージが強いのだ。
 て事はやっぱりアレか?セリフか?多分、脚本の中にある(主にモノローグにある)特徴的な言い回しが自分の生理に合わなかったって事かと・・・。TVの中から聞こえてくるなら、そのセリフは感情を持って受け止められたかも知れないが、舞台で生の人間が喋ると、ものすごーく”ウソ臭く”なる。しかも繰り返し言われたりすると、”ウソ臭さ”は薄れる事無くむしろ増す。(そもそも”シュレッダー”なんて、普通の人が当たり前に使う言葉かね?情報セキュリティが厳しく求められるご時勢だから、どこの会社でも当然使っているだろうけど、それが誰にでも起こりうる”人の心の動き”を表現するのに適しているとは思わない。そういう言葉のチョイスを”舞台としては新しい”と表現するのは人の自由だとは思いますので、ブログ等でそういうコメントをされた業界関係者の方々を否定する気はありませんけどね。
 大テーマは”愛”であり、普遍的なものなので、意味はわかりますから、それぞれのシーンで感動することは出来ます。でもって、サブテーマが”男の浮気”なんですが、最終的には”男”に限らず皆が共感できるものを胸に与えていると思います。かなり直接的なこと言ってますからね。
 他にも、言葉尻を捉えていくらでも否定的なことが言えちゃう気がしますが、あまり否定ばかりしてもしょうがないのでこのくらいにしましょう。
 と言うわけで”肯定的”にとらえよう!!
 とにかく、山本さんの「キングスネーク様」が凄いんですよ。ビジュアルも凄いけど、山本さんが凄く活き活きとしてるんですね。やはりこの人も超一流の”舞台人”なんだなあって感じました。長い尻尾を笑いを取るための小道具のように使いこなしたり、客席ではなく共演者を笑わせようと(笑わせて潰そうと)しているとしか思えない、日替わりネタ(と思われる所)など、明らかに楽しんでる。(ちなみに私が観た日は”クリリンに尻尾を切られた時のフリーザ”がそれに当たると思いますが、どうでしょうか?)。また、真剣な表情をしたらしたで凄みのある良い表情なんですよ。良い役者さんだなあ・・・。また、山本耕史さんが出演する舞台を観に行こう、と思いました。TVの仕事で忙しいでしょうけど・・・。
 もう一人注目していたのは、平田敦子さん。この人は”危険”な人ですから(笑)。どこで暴走するんだろう?そしてどこまで暴走するんだろう?!と、期待して観ていたのですが、意外とおとなしかったですね。ただ、私の期待する平田さんは、”桃天紅”(大阪公演千秋楽付近)の平田さんの暴走っぷりですからね。あの時は、主演で演出もしていた山内圭哉さんに、上演中の舞台上で”稽古場でやってない事をするな!!”とダメだしされてましたから・・・。しかも、その後も暴走を続けていましたから・・・。それと比べたらおとなしく見えるのは仕方が無いですね。冷静に考えて、普通の芝居としては充分に暴走していると言っていいところまで行ってましたから・・・。ある意味、期待値が高すぎたか?
 そう言えば、今回の演出かもTVドラマのプロデューサーさんらしいですね。いつもの観劇の感覚で観ていてはいけなかったのかも知れません。普段、芝居を見慣れている人は、いつもとちょっと違う気持ちで行くと良いかもしれません。

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